華やかな晴れの日に、さらに華やかな気分にさせてくれるアイテム、コサージュ。胸元を華やかにするコサージュは、おしゃれだけでなく『おめでとう』の想いを表すアクセサリーと言われています。 卒業式や入学式に出席する際はスーツにコサージュを添える方も多いですよね。お子様の門出を祝う大切なセレモニーに気持ちを込めた手作りコサージュはいかがですか?今回は生花で作る女性用コサージュの作り方のご紹介です。
用意するもの
お好きなお花 2~5輪
葉っぱ類 3~4枚
ワイヤー
フローラルテープ
ステムティッシュ
リボン
コサージュピン
お花は2~5輪程度用意。大きい花なら2輪でも十分です。あとは、葉っぱ類のグリーンを少々。お花はすべて花首から1.5センチ程で切り落とし、半日以上水揚げをします。
ワイヤリング
十分に水が揚がったら、ワイヤリングをします。大輪のバラなら#26(26番)のワイヤーでクロスメソード。
(クロスメソード:ワイヤーを十字に交差させる方法。がくや茎に2本のワイヤーを十字に通し、茎にそうように折り曲げる。)
葉っぱ類は、#26(26番)のワイヤーでヘアピンメソード。
(ヘアピンメソード:ワイヤーをヘアピン状に曲げ、葉を支える方法。ワイヤーを葉の裏側に一針通して折り曲げ、片方を茎に2~3回巻きつける。)
今回使用しているワックスフラワーのワイヤリングはツイスティングメソード。
(ツイスティングメソード:ワイヤーを茎に巻き止める方法。ワイヤーを茎にあてヘアピン状にし片方を茎に2~3回巻きつける。)
※ここがポイント
ワイヤーの太さ選びは、花の大きさによって変わります。茎にワイヤーを通して手に持った時、ワイヤーがふにゃ~っと曲がらない程度がベストです。
テーピング
次にワイヤリングした花の切り口に、水を含ませたステムティッシュを巻きます。生用のステムティッシュがなければ、キッチンペーパーでも代用できます。今回はキッチンペーパーで作成しています。
あとはテーピングです。がくの部分にフローラルテープを2~3回巻き、斜めにしながら下まで巻きつけます。フローラルテープは引っ張りながら巻きつけると粘着力が増します。
すべてのお花のテーピングが終わったら、お花を組み上げて、コサージュにしていきます。
お花の組み立て
メインのお花を90度に折り曲げます。この時折り曲げた長さが出来上がった時のコサージュ高さになります。
あとは他のお花をメインの花に添わすように、折り曲げたところを起点(メカニカルフォーカルポイントといいます)にして周りに入れていきます。
最後に葉っぱを入れ、メカニカルフォーカルポイント部分をワイヤーで巻き留めます。
さらにフローラルテープを巻き、ワイヤーを隠します。
ワイヤリングした花の足元は綺麗に切り揃え、リボンをつけて出来上がり。
洋服に付ける時は
洋服に付ける時はコサージュピンを使います。コサージュピンをつけたい場所に一針入れ、コサージュのメカニカルフォーカルポイントの上を通してさらに一針すくいます。
生花のコサージュは、卒業式や入学式などに最適。結婚式にも…と思いがちですが、結婚式は花嫁さんが生花のブーケを持つことがほとんどです。主役の花嫁さんの邪魔をしないよう、結婚式でコサージュをつける場合は、造花のコサージュの方が無難です。
以外と簡単に作ることができるコサージュ。皆さんも是非挑戦してみてくださいね。
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