母の日にカーネーションを贈る理由を知っていますか?
アメリカに住むアンナ・ジャービスという少女の母親が亡くなった時、アンナが母の好きだった白いカーネーションを贈ったのがはじまりです。亡くなった母が働いていた教会で、母の追悼式を行った際、母の好きだった白いカーネーションを参列者にも配りました
5月9日に亡くなったアンナの母。この出来事をきっかけに5月の第2日曜日が母の日となりました。当初は母親が健在な人は赤いカーネーションを、母親が故人である人は白いカーネーションを自分の胸に飾っていましたが、やがて母親本人にカーネーションを贈る習慣へと変わっていきました。
日本では赤いカーネーションが一般的
日本に母の日の習慣が伝わった頃は、赤と白 のカーネーションを区別して贈っていましたが、母親がいる子といない子とで区別することに、配慮すべきとのことから赤いカーネーションを贈る習慣が一般化しました。今でも母の日には赤いカーネーションが人気ですが、それ以上に素敵な色合いのカーネーションがたくさんあり、赤いカーネーション以外を贈る人も増えています。そんな中、今注目を集めているカーネーションがあります。
「ムーンダスト」という名前のカーネーション
ムーンダストはサントリーグループが世界で初めてバイオテクノロジーを使って開発したカーネーションで、サイエンスの世界に、デザインプロセスを持ち込んだ画期的な商品開発として、生花で初めてグッドデザイン賞を受賞した お花です。本来カーネーションには青色色素がないので、青色系ののカーネーションは存在しないとされてましたが、見事に青色のカーネーションが誕生しました。
すべてをやさしく包み込む月の青い光 というイメージから「ムーンダスト」と名づけられ、幸せの青い鳥のように、ブライダルのサムシングブルーのように、青は幸福への思い ということから花言葉は「永遠の幸福」です。
「ムーンダスト」は長持ちカーネーション
ムーンダストの特徴は他にはない「色」なのは間違いありませんが花持ちが良いのも特徴です。カーネーションの花は他のお花に比べて花持ちが良いのですがムーンダストはそのカーネーションの中でもさらに花持ちがよく普通の花の1.5倍近く長持ちします。運がよければ1ヶ月近く きれいに咲いてくれることもあります。
また、その色の美しさ、珍しさから、フィギュアスケートや競泳ジャパンオープンのメダリストブーケにもなったり世界遺産の薬師寺の伝統行事で使われたりもしました。
昨年の母の日に、私も色とりどりのカーネーションを入れたアレンジメントを母に送りました。もちろん、ムーンダストも入れて。カーネーションと葉ものだけでまとめたアレンジメントはカラフルで母もとても喜んでくれました。
お花屋さんの手帳でもムーンダストを使った母の日のお花をご用意しています。
毎年やってくる母の日。いつもは赤やピンクのカーネーションを贈っている方も今年はサプライズで青いカーネーションを贈ってみてはいかがでしょうか 。このお花をプレゼントされたお母さんたちは花言葉のように永遠の幸福に包まれるはずです。