先日、沖縄でも雪が観測されたというニュースが世間を賑わしていましたが、このあたりはパラつく程度で、この冬の積雪はまだの大阪。
お花屋さんの手帳 あきちゃんです。
そんな大阪の当店には、彩り豊かなサイネリアが入荷しています。
花市場にサイネリアが並び出す季節になりました。サイネリアは寒さにはある程度耐えますが、霜や寒風には弱い植物です。
冬に売ってるので寒さに強いと思われがちですが、店頭に並んでいるサイネリアは温室育ちのため、急に外に出すと、あっという間にしおれてしまいます。外で育てる場合は徐々に寒さに慣らしてやりましょう。
怖すぎる名前、ギフトには要注意!
正式名称はシネラリア(Cineraria)ですが、「死ねラリア」という言葉が「死」を連想させることから、日本ではサイネリアとして販売されていることがほとんどです。また、サイネリアが「災」を、シネラリアが「死」を連想させるため、病気見舞いや新築祝いなどの贈り物には向かないとされています。
サイネリアは多年草です。一通り花が咲き終わったあとに花茎を根元から切り、肥料を与えて育てるともう一度花が咲きますが、夏の暑さに弱いので、梅雨前後には枯れてしまうことがほとんどで、夏越しは難しいお花です。高価なお花では無いので、夏越しに力を入れるよりは、また新しいお花を購入したほうが気軽に、そして綺麗に楽しめます。
サイネリアの育て方
一輪の花は比較的長く咲きますが、花が終わったら花ガラをこまめに積んでやると、花の下に隠れていたツボミが咲きやすくなります。花を積むときは手でちぎるより、ハサミで切ったほうがベストです。
水をよく吸い、水切れを起こしやすいお花なので、土が乾いたらたっぷりとお水を与えましょう。特に室内で育てる場合は、暖房で水切れが起こりやすくなるため注意が必要です。また、絶えず肥料を必要とするため、土にあらかじめ肥料を混ぜます。お花屋さんで購入したサイネリアの土にはあらかじめ肥料が混ぜてありますので、購入後は10日に1回のペースで液体肥料を与えましょう。
花言葉は「いつも快活」「喜び」です。春にかけて明るく華やかに咲くことに由来するともいわれています。
これから暖かくなると、外でも元気に色とりどりの花を咲かせてくれるでしょう。
春が待ち遠しいですね。