立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続きますね。お花屋さんの手帳 あきちゃんです。そんな寒い冬に、ある条件が揃うと現れる、氷のお花をご存知ですか?
そのお花はフロストフラワーと呼ばれ、マリモで有名な北海道の阿寒湖で見ることができます。
フロストフラワーってどんな花?
フロストフラワーは「霜の花」や「冬の華」とも言われ、湖に張った氷の上に、霜の結晶ができ、それがだんだんと大きく膨らみ、手のひらほどの氷の結晶になります。それが花のように見えることからその名がつけられました。実際に花が咲いているわけではありません。
幻想的です!フロストフラワーが出来るまで
YouTube フロストフラワー
フロストフラワーが出来る条件
このお花ができる条件は、マイナス15℃以下に冷えた風の吹かない静かな朝。結氷した氷の面でないと無理で、雪の上には出来ません。また、毎日、風向きや気温などにより、できる場所も異なるため、出会える確率は30~40%と言われています。そして何よりフロストフラワーの命はとても儚いもので、夜に少しずつ育っても少しの風で一瞬で崩れてしまいますし、ふっと息をかけると、一瞬で溶けてなくなってしまいます。私たちお花屋さんが扱うお花たちも枯れてなくなってしまいますが、それ以上に儚いお花です。
一度は見てみたい幻想的な氷のアート
北海道の阿寒湖では、3月上旬までは見ることが出来るそうですが、阿寒湖には湯壺と言われてるものがあり、穴がたくさんあいています。初心者が単独で行くのは危険です。そのため、阿寒観光協会で早朝散歩ツアーも開催されているようです。
これから北海道へ行く予定がある人は、ぜひ予定に入れてみてはいかがでしょうか。