花の宅配、フラワーギフトをお届けする通販サイトです

第2回 誰にどんな方法で花を売るか考えた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

自分で花屋をやろうと決断してから一番初めに考えたのは販売方法と誰に花を売るかです。一般的な花屋といえば花を市場から仕入れて水揚げし、独自のセンスで付加価値をつけて利益を出すビジネスモデルです。個人へのギフトはもちろん、お店や法人向けの花の販売、フラワースクールをやったり、ブライダルや葬儀花等で儲けるモデルですね。拡大市場の葬儀花が契約出来れば安定するし大きいと思いますが、開業していきなり契約取れる程この世界甘くはないのでブライダルと葬儀花は将来的に出来ればいいなぁ、と当初の構想から外しました。

となれば個人のお客様をメインにお店や法人用に切花やアレンジメントをインターネットだけで販売するフラワーギフト専門店にしようと考えました(この後、180度転換しましたが)
インターネットの花屋さんなら実店舗で営業するよりロスも少ないですし、注文を受けてから仕入れる事も可能です。家賃の安い倉庫を借りて営業すれば経費も抑えれる。何より経験があるので初期投資さえすればすぐに結果が出る!!と安易に考えましたが。。。

自問自答 それでいいのか?

ちょっと待て俺、、、本当にこれでいいのか?

そもそも今更、大手ショッピングモールに出店して本当に利益を出せるのか?送料無料合戦やポイント倍々ゲームに参戦する程体力はあるのか?

と同時に

これが本当に自分がやりたかった花屋?と自問自答しました。

(誤解の無い様に書きますが、今からでも楽天やAmazon、その他モールに出店しても、商材や方法によっては儲かるとは思います。但し相当ニッチな商材以外は、既に素晴らしい商品・サービスを提供している店舗が数多くあるので、これらの先輩店舗の中に割って入るには、よほど大胆な方法と体力(資金)が必要だと思います)

せっかく自分でチャレンジしようと決めたのに、今までと同じ事をスケールを縮小してやったって楽しいのか?どうせなら今まで出来なかった形で花を売りたいし、違う形で花の良さを広めたいんじゃないの?じゃぁどうしよう?専門店やる?いやいや衰退産業の花業界の中でも個人消費を対象とした町の花屋なんて今一番厳しい、ただでさえ大手スーパーやホームセンターに押されまくってるのに、今更専門店をやるメリットなんてある?親から引き継ぐ店ならまだしも、新しく始めた店で昔からのお客様もついてないし冠婚葬祭の契約も取れる見込みがないのに本当に専門店でやってけるの?
大丈夫?やれる?食えるの?とかなり悩みました。しかし同時に専門店だとダイレクトにお花の良さやイメージをお客様に提案出来ますし、お客様のリアルな反応も直接返ってくるはずです。そしてそれらを細かく拾ってネットで上手く発信してリアルとネットを繋げていければ、より多くの人に花の良さを伝える事が出来ると思いました。それにその方法だと上手くいけばネット販売も大手モールに依存しない売り方が出来るんじゃないかなぁとも考えました。

悩んでも正解なんて、、、

ありがちな花屋じゃなくて専門性や特色を持った花屋であれば、まだまだ需要があるはずだし、立地を無理しなければ家賃などのランニングコストも抑えれます。仕入れも調整して失敗しなければロスも減らせるはず。など等いろいろ悩んで結果的に当初の予定のネット販売とは真逆のスタイルの「店を構えて花を売る」という結論になりました (もちろんネットショップもやりますよ)
花屋の商売に正解があれば簡単なんですが、いつの時代も商売の形に正解なんて無いです。この結論を出すまで結構悩みました。そしてこれからも悩んで変化していくと思いますが、とりあえずスタート時の「リアルの店舗とネットショップを融合させて花の良さを発信する」という基本構想は出来ました。次回からはその構想を構成し形にしていくお話を書いていきますね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。