どうやって花を売るかの基本構想が出来てから、とにかく周りの友人や先輩に相談しました。今になって思えば本当にあの時に色々相談して良かったなぁと思います。つまらない事でも時間のある限り周りに相談して沢山の意見をもらったし、実際に色々と助けてもらいました。今回はその時に皆さんからもらった、とても参考になるアドバイスについて書こうと思います。
「会社を辞めて花屋をする事になりまして」と挨拶まわりする
まずは前職で大変お世話になり、これからもお世話になる、資材メーカーさん、花屋の大先輩でもある、茨木市の大阪中央卸売市場内の花卉仲卸業者さん、切花輸入商社さんに退職のご挨拶と独立について報告と相談をしました。この時に花の仲卸業者の専務さんから頂いた為になるアドバイスが
- 初めにお金を掛けちゃ駄目
- 日々の仕入れで無理にお花を買い過ぎても駄目
- 使える物は何でも使うように
- 出来る限り自分で毎日早朝から鶴見(大阪鶴見花き地方卸売市場)に行って花の品質と値段を確認しなさい
とアドバイスをもらいました。大変お忙しい中、こちらが驚く程熱心にアドバイスをして頂き本当に感謝しています。「市場にでかい冷蔵庫があると思ってうちで買う時は無理せず細かく買うように!」という言葉に甘えて現在もロスがないように少ない単位で発注して、花が足りなくなれば車で10分のその仲卸業者さんにお花を買いに行ってます。仲卸業者さんからすれば、SAKUはまだまだ少ない卸先ですが、スタッフのみなさんは、とても気持ちよく対応してくれて力を貸してくれてます。本当にありがたいです。
また、資材のメーカーさんや切花の輸入商社さんも「応援するから何でも言うてね!!」と励みになる言葉を沢山もらいました。実際にオープンしてからも何度もお店に来て頂き色々と協力して頂いてます。
友人や先輩に「会社を辞めて花屋をする事になりまして」と相談する
ある意味、自分の事を自分より理解しているのが友人や先輩です。特に付き合いの長い友人や先輩は忌憚の無い意見を言ってくれるのでとてもありがたいです。商売をやっている友人や先輩からのアドバイスは
- 無理してお金を掛けてはいけない
- 儲けるまで家賃は無駄なので物件選びは慎重に(中には自宅でやれという意見もありました)
- 商売は立地で決まるので、家賃が高くても人通りの多い場所を選ぶように(このアドバイスも多かったです)
- 商売をしているとお金が足りなくてシャレにならない状況が必ず1度か2度はあるのでキャッシュは残しとくように(正直とても怖いです)
なるほど、業者さんや商売をやっている友人や先輩からのアドバイスで共通している事を簡単に言うと 「とにかく初めはお金を抑える、開店後も出費を抑える、いつかお金が足りない時が絶対に来るから常にその事を意識して備えよ」 という事ですね(みなさん違うかったらごめんなさい) 儲ける方法や商売のコツみたいな話より、ずっと為になるアドバイスをみんなからもらったと思います。
自分の基本構想と頂いたアドバイスを元に次に僕が相談しに行ったところは地元茨木市の商工会議所でした。そこで資金調達にも繋がるいろいろなアドバイスを貰うのですが、それはまた次回以降に書きます。また今回書いた相談相手以外にも、友人の弁護士や行政書士、後輩などにも沢山いろんな意見を聞いて助けてもらいました。自分だけで考えて行動しても限界があると思うので、何か始めようと考えている人は、可能な限り周りの人の意見を聞いた方がいいと思います。みな喜んでアドバイスをくれるし、開業前の自分の不安な気持ちも軽くなります。そしてきっと開店後も何かと力になってくれると思いますよ。