立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続きますね。お花屋さんの手帳 あきちゃんです。そんな寒い冬に、ある条件が揃うと現れる、氷のお花をご存知ですか?
そのお花はフロストフラワーと呼ばれ、マリモで有名な北海道の阿寒湖で見ることができます。
立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続きますね。お花屋さんの手帳 あきちゃんです。そんな寒い冬に、ある条件が揃うと現れる、氷のお花をご存知ですか?
そのお花はフロストフラワーと呼ばれ、マリモで有名な北海道の阿寒湖で見ることができます。
最初にお花屋さんで働いたのは何年前だったかな。フラワーデザイナーになって20年になるお花屋さんの手帳 スタッフのあきちゃんです。世の中にお花屋さんになりたい人はたくさんいると思います。今日はお花屋さんになるために一番大切なことをお話ししたいと思います。
当店で販売しているプリザーブドフラワーのアレンジメントはほとんどが一点もの。ひとつひとつ、デザイナーが手作りで作成しています。
器とお花の相性。主役のお花を引き立たせる、脇役のリボンやグリーン選び。ベストな仕上がりになるよう、時間をかけてゆっくり、丁寧に作成しています。
先日、沖縄でも雪が観測されたというニュースが世間を賑わしていましたが、このあたりはパラつく程度で、この冬の積雪はまだの大阪。
お花屋さんの手帳 あきちゃんです。
そんな大阪の当店には、彩り豊かなサイネリアが入荷しています。
こんにちは
暖冬だとはいえ、やはり寒い。特にお花屋さんはお花が主役のため、暖房はダメ。あったかシャツとあったかパンツ、そしてムートンブーツが手放せない。お花屋さんの手帳 あきちゃんです。
プリザーブドフラワーとは、生花や葉を特殊な液の中に沈めて水分と色素を抜いたものをいいます。「Natural preserved flowers and foliage」という言葉から日本でプリザーブドフラワーという言葉がつきました。
1.新鮮な生花を脱色液につけて脱色させる
2.脱色された花を潤滑液入りの着色液につける
3.乾燥させる
※液は一度使うと品質が落ちるため何度も使うことはできない
1991年にフランスのヴェルモント社が特許保存技術を発表しフラワーデザイナーたちが利用したことによって広まってきました。だだ、ヴェルモント社が発祥の起源ということではなく
同じころ、フランスのヴェルディッシモ社も輸入を始め製造もするようになり、本格的に市場に出てくることとなりました。
プリザーブドフラワーの長所は、なんといっても長持ちすること。同じく長持ちするドライフラワーとは違いみずみずしい品質と柔らかさがあり軽い仕上がりが特徴です。花粉のアレルギーの心配がなく、病院のお見舞いの花としても利用できます。また、長持ちする、軽いという点でウエディングブーケをして利用することも多いです。
反対に短所は、手間をかけての加工故に高価であるということ。生花より破損しやすく、湿気や紫外線に弱いところです。また、一度脱色した生花に着色をしていることから、布等に長期に接していると花の染料が色移りしたり、同様に濃い色の花と薄い色の花(赤と白など)が長期に接していると、薄い色の方に色移りします。
以上のようにプリザーブドフラワーの特徴を理解すると贈るべきシーンが見えてきませんか?
プリザーブドフラワーは長ければ2~3年もの間もつとも言われていますが
いくら加工してあってもお花はお花。やはり劣化してきます。
プリザーブドフラワーのアレンジメントの交換の目安としてワンシーズン飾れば上出来。というくらいの気持ちでいてくれると私たちデザイナーもうれしいです。
出典:公益社団法人日本フラワーデザイナー協会
プリザーブドフラワーコーステキストより
こんにちは、毎日暑いですね。お花屋さんの手帳 フラワーデザイナーのあきちゃんです。こう暑いと、野に咲くお花たちもかわいそうに感じてきますが、それでも元気に咲いてくれているのを見ると、私も元気になります。
今、自宅マンションの近くの公園に黄色いコスモスがきれいに咲いています。このお花はキバナコスモスというお花で、名前のとおりコスモスの仲間ですが、花の咲き方や色合いが通常のピンクや白のコスモスとは違います。
お花はピンクのコスモスに比べると少し小さ目になります。コスモスというと、秋に咲くイメージがありますが、このキバナコスモスは6~11月に咲く、キク科のお花で、ピンクのコスモスよりも早い、夏の時期に花を咲かせます。
花の色は淡い黄色から濃い黄色、赤っぽい色までまで幅があり、一重咲きののほかに八重咲きの品種もあります。
キバナコスモス
ピンクのコスモスと同様、長い茎とぎざぎざした葉が特徴的でアレンジメントに動きを出したい時などに、長い茎を生かしてアレンジするととても効果的です。また、実物との相性も良く、秋のリースなどにも最適のお花です。
しかし、キバナコスモスだと思って育てていたお花が実はそうでなかった!という、よく似たお花が存在します。それはオオキンケイギク(大金鶏菊)というお花です。
オオキンケイギクは、北米原産の多年草のお花で 5~7月頃にキバナコスモスに似た黄色い花を咲かせます。このお花はとても生命力の強いお花で、一度定着してしまうと、そこに現存している草花の生育場所を奪い、周りの環境を変えてしまうため、2006年に特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培などが原則禁止とされました。
オオキンケイギク
Photo:TANAKA Juuyoh (田中十洋)
ということは・・・ そう!その黄色い花の栽培は犯罪なのです。特定外来生物法により、個人が野外に植えたりした場合懲役3年以下または300万円以下の罰金が科せられてしまいます。
では、どうやって両者を見分けたらいいのでしょうか。
見分ける方法としては、葉の形を見ること。
キバナコスモスとオオキンケイギクの葉は形が全く違います。キバナコスモスのは葉がギザギザしていますがオオキンケイギクは長くて細い形をしています。
↑キバナコスモスの葉
↑オオキンケイギクの葉
みなさんのおうちや、ご近所さんのお花は大丈夫ですか?
街で黄色いコスモスに似た花を見かけた時は、ぜひ葉っぱの形を確認してみてください。そして、オオキンケイギクを栽培している人を見かけた時はぜひ一声かけてあげてくださいね。