お花屋さんの手帳のフラワーデザイナーにはいくつかの仕事があります。まずインターネットでご購入いただいたお客様用の商品作りです。それぞれのご注文の詳細を確認しながら贈る人、貰う人やシチュエーションやストーリーを想像してアレンジメントや花束を制作します。実店舗のFLOWER WORKS SAKUにお花を買いに来られるお客様の接客も大切な仕事のひとつです。お誕生日のお花の配達を依頼しに来られるお客様のご相談にのったり、ブライダルのお花のご依頼を受けて当日まで何度か打ち合わせしたり、ご自宅に飾るお花を選ばれるお客様に、いろいろとお話しをしながらおススメのお花を紹介したりしています。そしてもう一つデザイナーとしての本領が発揮できる仕事があります。
デザイン
視認性がとっても大事
WEBデザイン担当のfumiです。
世間はお盆休み。帰省や旅行中の方も多いと思います。
街を歩いている時、電車に乗っている時、ごはんを食べている時、目に飛び込んでくる様々なカタチ、文字。そんな中から、デザインのインスピレーションを受けることが多くあります。お花と併せて、いろいろな角度から「デザイン」をピックアップしていきたいと思います。
チューリップの植木鉢でひと休み^^ (Photo by: fumi)
プリザーブドフラワーとは
プリザーブドフラワーとは、生花や葉を特殊な液の中に沈めて水分と色素を抜いたものをいいます。「Natural preserved flowers and foliage」という言葉から日本でプリザーブドフラワーという言葉がつきました。
プリザーブドフラワーの作り方は
1.新鮮な生花を脱色液につけて脱色させる
2.脱色された花を潤滑液入りの着色液につける
3.乾燥させる
※液は一度使うと品質が落ちるため何度も使うことはできない
1991年にフランスのヴェルモント社が特許保存技術を発表しフラワーデザイナーたちが利用したことによって広まってきました。だだ、ヴェルモント社が発祥の起源ということではなく
同じころ、フランスのヴェルディッシモ社も輸入を始め製造もするようになり、本格的に市場に出てくることとなりました。
プリザーブドフラワーの長所は、なんといっても長持ちすること。同じく長持ちするドライフラワーとは違いみずみずしい品質と柔らかさがあり軽い仕上がりが特徴です。花粉のアレルギーの心配がなく、病院のお見舞いの花としても利用できます。また、長持ちする、軽いという点でウエディングブーケをして利用することも多いです。
反対に短所は、手間をかけての加工故に高価であるということ。生花より破損しやすく、湿気や紫外線に弱いところです。また、一度脱色した生花に着色をしていることから、布等に長期に接していると花の染料が色移りしたり、同様に濃い色の花と薄い色の花(赤と白など)が長期に接していると、薄い色の方に色移りします。
以上のようにプリザーブドフラワーの特徴を理解すると贈るべきシーンが見えてきませんか?
プリザーブドフラワーは長ければ2~3年もの間もつとも言われていますが
いくら加工してあってもお花はお花。やはり劣化してきます。
プリザーブドフラワーのアレンジメントの交換の目安としてワンシーズン飾れば上出来。というくらいの気持ちでいてくれると私たちデザイナーもうれしいです。
出典:公益社団法人日本フラワーデザイナー協会
プリザーブドフラワーコーステキストより
お気に入りのポストカード
旅行へ行くとあちらこちらの風景のポストカードを選んだり、たまたま入った雑貨屋さんで目にとまって10枚ぐらい手にとってしまって選びきれず買わずじまいになることがよくあります!
今のお気に入りは、昨年 兵庫県立美術館 木梨憲武展へ行った時に選んだものです。
いろんな絵柄で独創的で自由な感性で元気がでます!
色遣いがステキですね!
色の上に違う色を重ねあわせる、花に花を重ね合わせている。
ナチュラルにそのものを柔らかく描いてる。
力強いもの。
緻密で繊細に風景と人間と建物、黒一色だけど優しく感じてきます!
デザインを考える発想の転換が湧いてきます!
頭と心に響きあった時に。
みなさんもそんな風に感じた時、創作意欲が出ていいものが出来上がるかもしれませんよ!
どこかでまた素敵なポストカードを探しに出かけようっ!